おでかけホリック

お散歩、バス旅、くるま旅、時には電車旅、おでかけの覚書きです。

両国界隈を散歩したのだ。

東十条駅からJRに乗って、両国駅にやってきました。

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両国駅

息子は江戸東京博物館に行きたいと言っていたのですが、駅に貼ってあった刀剣博物館のポスターを見て、「行きたい!行こう行こう!」と興奮しました。なにやら、若者の間で刀剣を擬人化した漫画かアニメか?が流行しているそうな。そんなこと全然知りませんでしたが、行きたがるので行くことにしました。

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刀剣博物館

 

なにやら銀色にピカピカ光る外観で、刀剣ぽいです。展示は、立派な刀剣や鍔等がたくさん置いてありました。案内によると、時代によって刀の大きさやカーブに違いがあるそうです。そんな違いがあることを知らなかったので、大変勉強になりました。しかし、鍔に関しては、日本随一のものが展示されているということがズブの素人の私にも一目で分かりました。繊細で高度な加工、意匠であることが一目で分かりましたよ。

先程、刀剣博物館の公式サイトのよくある質問を読んでいました。ちょっと感激したのでご紹介いたします。
(以下、カギカッコ内、刀剣博物館公式サイトよくある質問より引用)

「家の倉庫から、古い刀剣が見つかりました。まずどうしたらよいでしょうか?」
「所有していた刀剣を盗まれてしまいました。何をすればよいでしょうか?」

うーん。これがよくある質問ということは、日本の家庭には案外刀剣が眠っているということですよね。日本の文化の厚みを感じさせる質問だと思いました。また、それに的確にお答えになられる刀剣博物館の専門性は素晴らしいですね。

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墨田区旧安田庭園

刀剣博物館を出て、隣にある庭園に行きました。ここは水門から墨田川の水を引き込み、潮の干満によって池の水位を上下させて、変化する岩、島、護岸等の景観を楽しむというしくみ(潮入)が、江戸時代に作られたところだそうです。今でも水門はありますが、その古来のしくみは使われていないそうです。今は地下に池を作って、水を移動させて潮入のようにしているとのこと。
昔の人の英知と美しい庭園が楽しめるところです。なんと!無料。墨田区に感謝。

 

この後、江戸東京博物館に行きました。
千両箱(14キロ)を持ってみる体験や火消しのマトを振る体験をしました。どちらもとても重かったです。あんな重い千両箱抱えて、鼠小僧は屋根の上を走って逃げられたのでしょうか?

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千両箱を持つ息子の図

充分に博物館を楽しんで、外に出てみると大きな石像があります。

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息子が「あれ誰」と言いました。遠くて石像の字が読めずでしたが、岡崎城に似たような亀の上に四角い石のある石像があったので、家康か?と察しました。
この形は家康の定番なんでしょうか?
「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず。不自由を常と思えば不足なし…」から来ているのかな。重荷を負っているのは亀ですが…。確かに亀で移動するのは遅くて不自由な感じはします。

この後、お風呂に入りたくなったのでお風呂屋さんに行くことにしました。
で、街を歩いて歩いて…迷子になったり、おやつ食べたり、すっかり遅くなりました。

 

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御谷湯

着いたところがここ。

子供の頃、転勤で東京に住んでいたことのある父親に「東京のお風呂屋さんは、沸かし湯でなくて天然温泉のところがあるんやで。しかも、湯が黒いんや。ええ湯やで~」と何度も自慢されていて、一度行ってみたいと思っていました。

一階がロビーで、お風呂は四階と五階にあります。エレベータが二台あって、片方が男湯行き、もう片方が女湯行きでした。
ここのお湯は透明の黒いお湯です。古生代に埋もれた草や木の葉の有機成分(フミン酸)が溶け込んでいるとのこと。サラサラしたお湯で、いろんな温度設定の湯船があり、自分の好きな温度で楽しめるところが安心でした。

 

 

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桜の塩漬け

突然ですが、両国のお土産ショップで桜の塩漬けを買いました。なんで桜の塩漬けかというと、ただただ安かったからですw。一瓶400円でした。よそでは900円ぐらいしていました。

水に浸けて塩抜きをしているところです。水に浸けてお箸でフリフリしても固くて広がりません。そこに熱湯の煎茶をかけてみました。

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桜煎茶

ふわ~っと花が開き、桜の甘い香りが広がりました。
両国を訪れた時は丁度、桜の開花の時で、街は甘い香りがしていました。家でこの桜の香りを聞くことで、楽しかった両国散歩の思い出を再度味わおうと思います。