京都の辻々には、地蔵堂があります。ほぼ各町内に地蔵堂があるので、20メートル毎にお地蔵さんがいらっしゃる感じです。8月の土日に地蔵盆が各町内で開催されます。地蔵盆とは子供の為のお祭り(お地蔵さんは子供の神様だから)でして、大人が子供を接待します。
良く見る地蔵堂の基本の形は、この3つの写真のような形だと思います。石で出来た台の上に木製のお堂が乗っています。
下の3つの写真は、それの進化系と言いましょうか。御堂を雨風から守る為の屋根というか、小屋というか、家というか…二重になっています。
この写真のは、三重の構えでお地蔵さんを守っています。
守ると言えば、門扉がついているのもあります。最近、仏像を盗む不届き者がいるようですし、このくらい、頑丈なのも良いですね。
頑丈と言えば、いろんなタイプがあります。
例えば、これは扉がサッシなので、雨風に強そう。
こちらは超レアです。ステンレスで出来ているのでしょうか?銀色の金属です。
こちらは、石で出来ています。数百年は、もちそうですよね。ウチの町内でも、地蔵堂の修理の話が挙がっていましたが、かなり費用がかかるようでした。思いきって、石で作ると長持ちで良いかもしれません。きっと町内に石工の方がおられたのでしょうね。
こちらは、とあるホテルの敷地内にある地蔵堂です。モダンですよね。ホテル建築の折に、町内の地蔵堂を潰さず守って下さったこと、ありがたく思います。
こちらはマンションの敷地内の地蔵堂です。モダンですね。こちらも地蔵堂を守って下さったこと、嬉しい限りです。
この下の3枚の写真は、家か?と思う程、大きな地蔵堂です。
こちらの地蔵堂は、明治から続く地蔵堂の歴史を絶やさない為に、平成になってから建て替えられたそうです。町内のお地蔵さんに対する熱い気持ちが伝わってきます。
お地蔵さんに対する熱い気持ちが伝わってくると言えば、下の写真2枚です。個人のお宅の敷地内に食い込ませて、地蔵堂を守っておられます。頭が下がります。
この写真は、マンションの壁に食い込んでいるお地蔵さんです。
こちらは、京大薬学部の敷地に食い込んでいる地蔵堂です。
お詣りしたら、受験で京大に合格食い込めるかも〜!(笑)