阪急伊丹駅に降り立ちました。
大阪の中高年の人にとっては、伊丹と言えば空港のイメージだと思います。
私の子供の頃は、飛行機に乗る用事は全く無いにも関わらずリムジンバスで伊丹空港に行って、レストランで食事をして、屋上の展望スペースで飛行機の離発着を見て、色とりどりの飴ちゃんを金色の紐で縛ってネックレスにしたおやつや、金貨型チョコレートを買ってもらうというのが、日曜日のレジャーとして人気でした。←ウチだけのレジャーかと思っていたのですが、同級生に聞いてみると、案外みんなのウチでもしていたとのことでした。関空が出来た当初に、展望スペースが無いという事に庶民がガッカリしたという事実が、多くの昭和時代の家庭で、空港で飛行機を見ることがレジャーになっていたという証拠かなと思います。(関空では後程、隣接ビルの上に展望スペースを設けられました。)
どうでもいいことをツラツラ書き連ねすいません。と言うわけで、私にとっての伊丹の記憶は「The 空港」オンリーなので、電車でやって来て、伊丹駅に降り立ったのは初めての経験です。
駅からしばらく歩くと酒蔵が続いていて、しっとりした雰囲気です。が、周りは近代的な住宅街ですね。
とある酒蔵で水を提供されていました。日本酒製造に使う地下水だそうです
皆さん並んで汲んでおられます。都合の良いことに、飲んでいたお茶のペットボトルが空になっています。私も並んで汲ませていただこうと思います。
全く匂いの無い、まろやかな柔らかいお水でした。このお水で作ったお酒なら美味しいだろうなあ。
日が傾いて来ています。早く帰ろうとJR伊丹駅に向かって歩いて行きます。JRの方がスピードが速いので今日はJRで帰ります。
おや、有岡城跡ですって。看板によると、鎌倉時代に築城され、戦国時代に拡張したお城だそうです。
キッチリと積み上げられた石垣が綺麗ですよね、
階段を登りきると、広場が出てきました。建物跡と井戸跡が遺っています。
伊丹丘陵の段差を利用して作られた城と書いてあります。直ぐ横にJRの駅があるのですが、有岡城の東側を削って作ったそうです。駅も丘の上にあります。駅に向かって、緩やかなスロープが作られています。確かに高低差があるところのようです。
時間が無くて、大急ぎになってしまいました。素敵なところなので、また時間を作って再訪しようと思います。