京都市上賀茂の太田神社をご存じですか。境内にかきつばたが咲き誇ることで有名な神社です。かきつばたの見頃は5月。今ちょうど見頃のはず。ちょっと久しぶりに見に行ってみたいなと思っていました。が、家族が次々と発熱しダウン。なかなか置いて出かけることができず、言うてる間に自分もダウン。結局完治し、お出かけできたのは2019/5/22水曜日でした。
御園橋を西から東に渡って坂を下っていくと、見えてきました。上賀茂神社。
まずは上賀茂神社にお参りして……ではなく、お向いの神馬堂(焼き餅やさん。正式名称はあおいもち)に向かいます。
上賀茂神社付近の名物お菓子として、焼き餅が有名です。神馬堂の焼き餅は午前中に行かないと売り切れのことが多いんですよ。だから早くいかないと!売り切れる前に、焼き餅ゲットです。
と思ったらお休みでした( ;∀;)。火曜日午後と水曜日がお休みだそうです。残念。
写真に映っている鳥居の内側の広い芝生で、5月5日にうらべうまをなさいます。目の前を馬が勢いよく走っていく迫力がある行事ですよ。
この川は賀茂川の支流だそうです。本殿の東側を流れる川は「御物忌川(おものいがわ)」と呼ばれ、西側を流れる川は「御手洗川」と呼ばれるそうです。そして、その二本が二の鳥居の奥で合流したところから「ならの小川」と名前を変えるそうです。境内を出てしまうと「明神川」と呼ばれていると思います。←30数年前に予備校に通っていた時に、上賀茂に住んでいた先生がそう言っていたので。
百人一首に「風そよぐ ならの小川の 夕暮れは みそぎぞ夏の しるしなりける」
という歌がありますが、その「ならの小川」はここのことだそうです。私は、奈良の小川だと思っていたので、その説明を読んだ時に驚きました。奈良じゃなくて、京都なのね…。
その川について進んでいくと
社家町にでます。ここは上賀茂神社の神職の方々がお住まいの街です。
ここは公開されている(有料)社家のお宅です。元々は「錦部家(にしごり)」という社家のお宅だったそうです。明治時代に西村家が別荘として購入されたそうな。
この辺りのお宅は、明神川から庭に水を引いておられます。
ここから水を取り込んで
少し下流から川に水を戻します。取水口と放水口の間で、水は素敵な庭園の中をめぐっているということですね。
ここらへんのお宅は、おうちに入るのに川を渡らねばならないので、みなさん小さな橋を玄関先にかけておられます。ここのお宅は、橋に草がいっぱい生えています。ぼーぼーかと思いきや、
正面から見たら、綺麗に整えられておられます。センスいいなあ。
こちらの橋は苔むしていて、風情たっぷりですね。
こちらのような石のエッジがきりっとしている橋も素敵。
橋を楽しみながら進むと大きなクスノキに遭遇です。
反対側に行ってみると、
小さなお社がありました。とっても素敵なんですけど、写真に大きなモザイクをかけなくてはなりませんでした。プラごみの日だったんです。残念。上賀茂を訪れるのは水曜日はいまいちかなあ。
少し行くと、手作り香袋、匂い袋のお店がありました。ここも社家だそうです。京都市登録有形文化財で、当時の社家住宅の屋敷構えを良く伝えているそうです。
ちょっと横道にそれて、上賀茂小学校です。趣のある校門ですね。
太田神社につきました。本日の終点です。横を見ると、
眠そうな馬?ロバ?がお出迎えしてくれています。
もう花の盛りは終わってました。家族と私が発熱しているうちに、季節は過ぎ去ったようです。あー。残念。また来年リベンジすることにします。今度は土曜日か日曜日に来るよ!